代表挨拶
私は、20年以上看護師として医療の現場に従事しており、特に障害を持った方のサポートに長く携わっておりました。私の息子も、7歳の時に発達障害の診断を受けました。紆余曲折しながらも、結局行きついたところは、発達障害という特性のある子どもを定型発達の子どもと同じようにすること、変えることはできないということでした。大切なのは、療育プログラムを強制的に行って、本人に変化を望むのではなく、その子ども自身を見つめる、受け入れる必要があるということ。苦手なことばかりをさせて自尊心を奪うのではなく、得意なところを伸ばして自信をつけさせてあげることが本当の療育であるということでした。障害を持った子が安心してのびのび過ごせる場所で、型にはめず、その子のすべてを認めて受け入れる、受け入れてくれる仲間がいる中で、社会に飛び立つまでに、その子のペースに合わせて色々な体験や刺激を与えてあげられる居場所作りを今後も目指していきます。